鹿嶋七日火(かしまのなのかび)万灯と灯籠
群馬県高崎市の伝統行事
万灯と灯籠
七日火あれこれ
万灯
は,古来より作られていたようです。先祖代々つづけてきました。
ここの高崎市根小屋町第二町内会地区において,各地区ごとに万灯をこしらえて
打ち上げを競い,その美しさ・華やかさの万灯の上部筒先から放たれる花火と
柳のような仕掛け花火
が,天の今はなき防人の人々の魂にふれるとき,
穀豊穣・家内安全などが保たれると信じて行われていた
行事のようです。
行李
とは,この花火の祭典の最高責任者ではありますが,各地区の持ち回の
周り番で行われるため,去年の役員は,全員解任さるくとい
全くの継承性のない行事が
代々とつづいていました。
去年の会計帳から。どんなことをしたのか,何が必要だったのかなどをしらべて
当番の役員どうしで悩むのも、ある意味地元の上下と隣保班を跨いだ行事で
顔見知りになり、なんかはまりそうでした。
行李に,2025行李と記したのも,私が今年の祭典を
終了すれば来年はできないということです。
行李とは,大きな蓋付きの四角いかごのようなもので,そこに,昔からの古文書が入っていたのですが
近頃は,USBメモリとなっています
から,両手で抱える行李ではなく,手提げかばんとなっています。
いつから
昔,このあたりの集落から防人に出兵し九州の地
で戦死した若人の魂の鎮魂のために
行われてきたといわれています。
一度,まつりを途絶えさせたことがあったようですが,大災害が地元におきたため
それ以来,欠かさず実施しているようです。
大変な行事
お祭りの行事が,昔は,8月7日と決定していました。ですから,土日でない年は,行李は,
8/5くらいから8/8くらいまで,仕事を休んで役を努めたと聞いたことがあります。
このままじゃ,行李もできないだろと,近年は,8月の土曜の夜となりました。
そして,今年から,8月第一土曜となりました。
だふん日本一しょぼい花火祭り
3号玉 40発を打ち上げます。 山の中腹から打ち上げます。 山火事にはなったことはありませんが、
現在では、かなり厳しいでしょうね。
一説では、高崎市ができる前から許可を出していたからと言われてます。
8/7の旧暦の七夕に、先祖の御霊に捧げる花火です。
この花火をみられたあなたは、ラッキーですよ。
なにしろ、かなりの忍耐が必要ですからね。
境内で、花火や万灯をみながら、打ち上げ花火を眺めてみてください。